1988年公開のジョン・マクティアナン監督によるアクション映画。
テロリストによって日本商社の高層ビルが乗っ取られるが、偶然巻き込まれた1人の刑事の活躍と戦いを描く大ヒット作。
その人気の高さから、現時点で5作目までシリーズ化されている。
ブルース・ウィルスの出世作でもあり、新しいアクションヒーローが誕生した記念すべきアクション映画だと言っても過言ではありません。
今日はクリスマス。
ニューヨークから来たジョン・マクレーン(ブルース・ウィリス)刑事は、家族とクリスマスを過ごすため休暇を取ってロサンゼルスへやって来た。
妻のホリーは単身赴任でロスの日本商社ナカトミ株式会社に勤務していた。
マクレーン刑事はホリーが勤務する超高層ナカトミビルに向かう。
その日はナカトミの慰労パーティーだったが、突如13人のテロリストがビルを襲撃。
パーティーは混乱状態の中、ホリーたちは人質として囚われてしまう。
テロリストのリーダー、ハンス・グルーバー(アラン・リックマン)。
彼らの目的は、金庫に眠る6億4000万ドルの無記名の債券を要求することだった。
その場に居合わせたマクレーン刑事は、人質にとられたホリーたちを助けるため、一人でテロリスト集団に立ち向かう。
ダイ・ハードのラストシーン。
テロリストのリーダー、ハンス・グルーバーがビルから落ちるシーンは覚えていますか?
あのシーンは実際にハンス・グルーバー役を演じるアラン・リックマンが約20メートルの高さからフォークリフトで吊るされていた状態での撮影でした。
高層ビルの背景は合成であり、実際には地面にエアバッグが敷いてある安全な状況です。
しかしエアバッグがあるとはいえ、20メートルの高さでの撮影は相当のものです。
アラン・リックマンが予め教えられていたのは、スタント・コーディネーターから「3つ数えたら落とす」という撮影順序でした。
しかし、本番では「1つ」のタイミングで落としてしまいます。
これはアラン・リックマンには内緒で監督と打ち合わせしていたのです。
従って実際のスクリーンでは、あの表情は演技ではなく、本気で驚くアラン・リックマンの表情なのです。
ドッキリを仕掛けられたアラン・リックマンは、その後の撮影もしばらくはスタッフを常に疑っている心境で撮影していたそうです…。